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プロフェッショナル集団によるテスト・検証業務はVRコンテンツの品質を担保する重要な工程

株式会社クロスデバイス

テスト計画・設計支援

代表取締役 早川達典様
VR/AR/MR事業 技術開発 鈴木登美子様

広告制作業界で育んだノウハウをもとに、2011年よりVR事業を展開する株式会社クロスデバイス。360度動画などのコンテンツ制作から、VR再生に欠かせないプレーヤーやアプリケーションの開発・配信までをワンストップで手掛けています。今回は、EGテスティングサービス(以下EGTS)のテスト・検証サービスを導入した経緯や効果を、代表取締役の早川達典様と開発担当の鈴木登美子様に語っていただきました。

Summaryプロジェクト概要

  • 次世代のプロモーションを担うVRコンテンツの品質を豊富な実機デバイスでカバー
  • 特殊な通信環境下でのテストなど、要望に応じたフレキシブルな対応
  • スケジュール、予算に合わせた臨機応変なテストで、VRコンテンツの対外的な品質の担保に貢献

サービス

  • テスト計画・設計支援
  • テスト・検証サービス

テスト対象

  • Webアプリ・システム
  • モバイルアプリ

Interviewインタビュー

求めていたのはテスト・検証業務に必要なデバイス数と優れた調整力

早川様

VRというと、CGで作られた仮想空間やゲームなどを想像されることが多いと思いますが、弊社ではおもに実写の360度動画を撮影し、広告やプロモーション案件に活用しています。このVRコンテンツの制作から、HTMLファイルを使用したVRコンテンツの再生に必要なVRプレーヤーやVRアプリケーションの開発・配信までをワンストップで行っています。

こうした一連の業務で欠かせないのが検証業務ですが、クライアント様によってはシミュレーターではなく実機を使ったテストを重視されるケースがあります。案件によっては、「スマートフォンは、数世代前のモデルまでさかのぼって60機種ほどカバーしたい」というご要望をいただくこともあり、自社のリソースではまかないきれないため、テスト業者を探すことに。そこで数社に絞ったなかから相見積もりを取らせていただいた結果、EGTSさんのサービスの導入を決めました。

鈴木様

コストの問題はもちろんですが、決め手はやはり、こちらの予算に合わせてテストメニューを組み替えていただいたり、営業の方の裁量でスタッフ数や端末数、スケジュールなどを調整していただいたりと、柔軟にご対応いただける点にあったと思います。
また、導入作業もスムーズに進みました。豊富な機種でテストを行えるのはもちろんですが、弊社内で行うテストや検証は、通信・システム環境ともに比較的好条件となってしまいますが、EGTSさんは回線の速度を抑えるなど、さまざまな環境下でのテスト結果を得られるのは大きな魅力だと思いました。

業務上の課題は即改善、突然の依頼やスケジュール変更にも臨機応変に対応

鈴木様

基本的には、こちらでテスト項目をおおまかに策定し、EGTSさんにはそれに沿って検証作業を進めていただきます。直近でお願いしたのは、世界的に人気を集める映像作品の有料コンテンツのテスト業務。360度動画ではなく、静止画をベースにしたVRツアーを体験できるというものです。VRアプリを必要としない分、検証に使う機種数は絞っていただいたのですが、シーンからシーンへの移動が多く、また動画内にもリンクが張られているような複雑な作りだったため、移動がスムーズに行えるか、共有・コメント機能が正しく動作しているかなど、細かいチェックが必要でした。こちらもスムーズに進めることができてホッとしています。

最初は技術力のばらつきが気になったこともありましたが、そのことをお伝えした後は改善され、その対応のスピード感も嬉しかったですね。突然のテスト依頼やスケジュール変更にも快くご対応いただけるので、今は安心してお任せしています。

早川様

スマートフォンのアプリケーション向けコンテンツでは、機種依存の不具合が発生するケースもあるため、たくさんの端末で検証を行う必要がありますが、ブラウザで閲覧できるコンテンツに関しては自社の検証だけで済ませることも可能です。それでもあえてアウトソーシングさせていただくのは、「外部の専門機関が検証済み」という品質の担保につながるからです。今後もクライアント様のほうでテスティング費用を確保いただける案件では、積極的にEGTSさんのお力をお借りしたいですね。

今後は知見に裏打ちされた提案力に期待!

早川様

スマートフォンでVR動画を閲覧する際に生じる不具合は、チップの世代やジャイロセンサーとの組み合わせ、バックグラウンドで起動しているアプリやネットワーク負荷の問題など、さまざまな要素が関わっています。このような根本的なチェック作業をゼロベースでお願いする機会もあるかと思いますが、今後は案件ごとに検証データを蓄積しつつ、継続的に活用しうる効率的なテスト・検証方法をご提案いただけるとありがたいですね。デジタル機器は最新機種が続々と登場する一方で、旧機種の個性はさほど変動しません。その変化のない部分の検証データを資産と捉えて有効に活用しながら、新しい案件に取り組めれば幸いです。

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