Interviewインタビュー
過去5年にリリースされたスマホの全OSをサポートするには網羅的なテストが不可欠
萩原様
弊社では「ヤンジャン!」、「サンデーうぇぶり」などのマンガアプリや、国内最大級の電子コミックストア「めちゃコミック」など、数々のマンガコンテンツを大手出版社などのコンテンツホルダーと共同で運営していますが、私たちはその中でも比較的ユーザー数の多い「マンガMee」と「マンガPark」というアプリの開発業務を担っています。
土門様
スマートフォン向けアプリを開発するうえで、どのOSバージョンまでサポートするべきかという課題が浮上しがちですが、マンガアプリは幅広いユーザー層に支えられているため、私たちが手がけるアプリでは過去5年間にリリースされたすべてのOSをカバーしているんですね。2023年2月現在、OSでいえば、iPhoneの場合はiOS 11からiOS 16まで、Android端末の場合はAndroid 6からAndroid 13までが対象となるため、デバッグの工数も膨れあがります。時間がかかるのはもちろんですが、旧OSの端末の入手が難しいことなども長年の課題となっていました。
4年ほど社内でがんばりましたが、公開後に不具合が見つかることもあり、必要に迫られて外注を決意しました。
萩原様
たまたま別部署の者から「EGTSさんに依頼してみては?」というアナウンスがあったので、一も二もなくお声がけさせていただきました。
土門様
サービスの導入はスムーズに進みましたね。社内で使っていたざっくりとした項目書をお渡しして、EGTSさんのほうで作成いただいたテスト項目書を確認するだけ。工数が多いので作成いただいた書類の確認が大変でしたが、問題なく進められました。現在はそのテスト項目書に沿って、アップデートごとに基本的な機能をチェックしていただいています。
確実なテスト業務に全幅の信頼!時間的な余裕が生まれたほか、心理的負荷も軽減
土門様
EGTSさんには、マンガをスムーズに閲覧できるか、課金が問題なく行えるかといったポイントを中心に、基本機能が問題なく動作することを網羅的に確認していただきます。アップデートは2週間に1度程度。基本的には毎回同じようなテスト内容でお願いしていますが、不具合はしっかり検知していただいているので、導入の効果はつねに実感しています。
数百、あるいは千を超える項目を手動でこなす手間から解放されたことで時間的に余裕ができ、ほかの業務に専念できるようになったことも大きなメリットです。なにより、サービス導入前に比べて心理的な負荷を減らせたのがいいですね。開発を進めるなかで並行して行えるチェック作業もあるので、デバッグ作業のすべてをEGTSさんに任せきりというわけではありませんが、「あとでしっかりチェックしてもらえる」という安心感がある分、気持ちがラクになりました(笑)。
実際、「今回はコードをほとんど変更しなかったから大丈夫だろう」と思っていても、予想外のところに不具合が生じていることがあるんですよ。iPhoneとAndroid機で表示が異なっていたり、特定のOSだけうまく動作しなかったり。もちろん、いずれの場合もその都度「Slack」でご報告いただけるので安心です。あとはこちらで原因を究明してコードを修正するだけ。時間的にも気持ち的にも余裕ができた分、アップデート業務がスムーズに運ぶようになりました。
もはや必要不可欠な存在、この体制をずっと維持していきたい
萩原様
現状バグも検知していただいていますし、すべての機能を網羅的に検査していただくことで、「最終チェックをクリアした」という安心感も得られているので、これ以上EGTSさんに望むことはありません。この体制をずっと維持しながら、ゆくゆくはほかのアプリの開発にもご協力いただければと考えています。
土門様
EGTSさんにはいつも助けられているので、今後も引き続きよろしくお願いいたします。